常平倉の屋根修繕の件
秋の長雨が近く、倉の屋根が三か所で雨漏りしております。瓦と木材に銀八十両を。あわせて前任が残した戸窓の証憑三十両も精算願います。
ナラティブ経営 · シングルプレイ
赤字に沈む臨水県へ赴任した新任の県丞。机に届く文書を読み、怪しいものは監査し、判を押す——承認か、却下か、差し戻しか、それとも裏帳簿へこっそり一筆抜くか。七年分の墨が、あなたの出世と破滅を決める。
Steam早期アクセス · 2026年12月10日
臨水県の金庫は、いつも足りない。前任者が残したのは、存在しない門や窓の修繕費まで載った伝票の束。帳簿をきれいにしたい知県、薪代を当てにする胥吏たち、そして妙に親切すぎる師爺。
あなたは新しく着任した県丞。季節ごとに、机へ文書が積まれていく。橋の資材の請求、常平倉からの穀物の貸し出し、山賊討伐の賞金、夏税の査定、救貧院の食糧、そして追い詰められた同窓からの手紙。読んで、見極めて、判を押す。
世界
『宦海 ― 墨で綴る官途』では、天下のすべてが最後には紙になる。

大胤は架空の王朝。衣冠や制度は宋に倣う。朝廷ははるか千里の彼方にあり、国を動かすのは一枚一枚の紙――上申書、証憑、租税台帳、考課簿だ。
あなたは新たに着任した県の長官。毎朝、文書の束が机に差し出される。承認か、帳簿の監査か、ひとまず保留か。すべては筆ひとつ。官印が押されれば、その件は決まる。
上役は面子を、御史は正しい帳簿を、一族は便宜を、同期は助け合いを求める。ただの義理などない。どれも、どこかの帳面に書き留められている。
年末には考課、三年ごとに勤務評定。辞令は昇進か、横滑りか、留任か。七年が過ぎれば記録は封じられる。そのとき、あなたはどんな役人として書かれているだろう。
人物
カードをクリック、またはタップすると裏返る。
年の節目
七年の一年ごとに、ひとつの節目がある。まずは最初の三年を。



一年目
雨上がりに着任し、敷居にはやはり泥が残った。引継簿の最後の頁には、前任がやり残した案件。それも今日からあなたのものだ。持参の手帳に青い布紐を結び、着任の日付を書き入れる。
二年目
冬に入り、書吏が一年分の処理簿を灯の下に広げる。日付、事由、決裁、それぞれ一マス。誰が一番せかしたか、誰が門の外でどれだけ待ったか、それを書くマスはない。炉端の粥が、ゆっくり冷めていく。
三年目
考官は約束より早く来て、茶を半分ほど飲んだ。尋ねるのは、何を処理したか、誰が推挙するか、片付いていない件をどう説明するかだけ。窓の外では小役人が二人、もう箱を運んでいる。辞令は机の上、まだ封のまま。
一件、決裁を
これがゲームの中の文書。読み終えたら「准」か「駁」の印を。
秋の長雨が近く、倉の屋根が三か所で雨漏りしております。瓦と木材に銀八十両を。あわせて前任が残した戸窓の証憑三十両も精算願います。
ウェブ用のサンプルです。ゲームでは監査や保留もでき、結果は一行では終わりません。
どの文書も選択だ。そのまま承認するか、却下するか、差し戻して再審させるか、それとも上前をはねるか。判を押す前に、それぞれの選択が政績・前途・後ろ盾・財産・欠損・民怨をどう動かすかが示される。
多くの文書には綻びが隠れている。水増しされた工費、合わない合計、食い違う印判、入れ替わった名前。一年に使える目配りはわずか。虫眼鏡を手に取れば嘘を見抜けるかもしれない。見逃せば、いつか自分に返ってくる。
銀は、判を押す手にまとわりつく。懐に入れた銀はすべて裏帳簿に記され、どの一筆にも目撃者がいる。余裕があれば頁を焼き捨てることもできる。御史の巡察は三年目・六年目・七年目。任期の終わりの大計では、墨がすべてを語り出す。
師爺の古い借金を肩代わりすれば、数年後、彼は古い帳簿を抱えてあなたの盾になるかもしれない。知府の誕辰のために民から銀を取り立てれば、その反動はいずれ机に戻ってくる。茶館の噂は真か偽か——動いてみるまで分からない。恩は返さねばならず、恨みは忘れられない。
毎年の始まりと終わりには、ナレーション付きの章と一年の勤務評定が待っている。七年が過ぎれば、按察司の大計があなたの行く末を決める。染み一つない経歴での昇進か、有力者の庇護のもとでの左遷か、静かな帰郷か——それとも、弾劾の上奏文に名を読み上げられるか。
無料体験版
無料体験版で遊べるのは任期の最初の三年間で、御史による最初の巡察で幕を閉じます。七年の任期すべてと五つのエンディングは早期アクセス版に収録されます。本作は 2026 年 12 月に Steam 早期アクセスとして発売予定で、早期アクセス期間中に事件と登場人物をさらに増やしていく予定です。自ら証人を尋問する「公堂審理」は現在開発中です。